国民年金と厚生年金を運用している、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、
保有銘柄や時価総額などを全面開示することを決めたそうです。
株については、銘柄名、コード、株数、時価総額が公表されるそうです。
私は公表することには反対ではありません。
自分たちの年金がどのように運用されているのか、知りたいですから。
先日、年金の運用によって、5兆円の損が出ていると話題になりました。
参院選挙においても一部話題になりました。
私は損が出てもいいと思います。
株価は上下するものなので、常にプラスは難しいでしょう。
問題は、今ではなく、将来です。
年金の積立額が足りないから、株式への投資ウェートが引き上げられました。
それも問題ではないのです。
もっと先の話です。
日本の人口は減少していきます。
年金の受給者は増え、積み立てる人口は減っていきます。
どうなるのでしょうか。
当然運用している資産を売却しなければなりません。
いつ売るのでしょうか。
クジラと言われるほど巨大なGPIF。
しっかりと先の先まで見越していただきたいものです。